活動報告

更新日
2016.08.04

大学の体育の授業にゴルフを!

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6 月 27 日、東京駅八重洲カンファレンス センターにおいて、(公社)全国大学体 育連合と(公社)日本プロゴルフ協会、 JGRA 他 5 団体が構成しているゴルフ市 場活性化委員会が「大学体育のゴルフ授業」充実を目指して連携協力調印式及び 記者発表が行われた。

スポーツ庁⻑官 鈴木 大地氏が「ゴルフの難しさは努力家の日本人の気質に適している。ゴルフがスポーツとして浸透し、生涯スポーツの代表格にな るよう応援していきたい。この連携により発 展することを期待している。」と冒頭で挨拶した。

武蔵野美大准教授・北徹朗氏が説 明に立ち、大学体育の現状を発表。782大学の調査結果では、延べ約 580 の授 業があり毎年数万人から 10万人以上が 受講していると推計。しかし、コースラウンドを実践しているのは50の授業のみとの現 状も見えた。

また受講した多くの学生からは 「またゴルフをしたい」「コースラウンドしたい」 との声が聞かれるという。現状、大学で所 有するクラブは古いものが多くスペックもバラ バラ。安全面が懸念されるもの、レディースやレフティに乏しいことも実体として明らかだ。

コースデビューしやすい環境の整備、用品の 提供や開発なども求めている。更に指導技 術の普及、大学授業向けの教本など共同 開発の提案もあげた。
現役大学生山口さん(4 年生)は率直 な感想を述べた。「子どものころ、単純に高 価なスポーツという認識でした。でも、大学の授業でゴルフを体験し課外授業の『Gちゃれ』でコースに出て更に向上心が湧きました。ゴルフを共にできる友人が少ない現状 ですが、みなさまの力をお借りして機会が増えればいいなと思います。」
スポーツ庁⻑官 鈴木大地氏 は8 月のゴルフフェスタではスポーツ庁⻑官杯を全 国で展開しサポートする。ゴルフの腕前は「水 泳ほどでない」と会場の笑いを誘い「ゴルフが生涯スポーツの代表格になるよう応援したい」と挨拶。

(公社)全国大学体育連合 常務理事 北 徹朗氏
武蔵野美術大学・身体運文化准教授でもある北氏は、学生の実体や現状をとらえ課題から提案までを説明した。